苔の魅力

「苔のむすまで」苔は日本の国歌『君が代』で歌われています。昔から苔は日本人にとって身近な存在です。

実は4億年以上前の最古の植物も苔と同じ構造をしていました。

苔の魅力はその原始的なすがたを、今でも生きているすがたで観察できるところです。根がなく乾燥しやすいので、みんなでまとまり合う(コロニー)で水分を保っています。この姿を見ていると人間みたいに思えてほっこりした気持ちになります。

苔は繊細なからだをもちつつ、生命力に満ち溢れています。自然の中で自己主張はしないけど環境によって姿を変える。知れば知るほど、きっと愛おしくなります。

『伊勢の苔玉やさん』は森林組合の特別な許可をいただき、伊勢の山里にある自然の苔を少しずつ採取して、栽培などで増やしつつ、一つ一つ丁寧に手作りしています。